宮城県東松島市大曲浜地域には古くから獅子舞が伝承されています。
江戸幕府5代将軍徳川綱吉の時代、伊達家の家臣で松山城主の茂庭周防(もにわすおう)の命令により大友源内豊国(おおともげんないとよくに)が大曲浜の住民に獅子舞を指導して大曲浜の玉造神社に奉納したのが始まりです。
保存会になる前は大曲浜地区外では出来ず旧暦の1月20日に大曲浜の各家を回り3日3晩獅子舞をしたそうです。獅子舞は漁師まちの男達により勇壮で豪快に舞うのが特徴です。。
獅子舞の保存のため昭和48年に保存会を創設し正月2日・3日舞うようにしました。又市内外の希望宅で獅子舞をすることにしまた。又結婚式やイベントなどの祝い事にも呼ばれて獅子舞を披露することとなりました
昭和58年2月23日に東松島市(旧矢本町)の無形民俗文化財に指定されました。

大曲浜獅子舞保存会は、何も大曲浜の人だけしかできない訳じゃありません。
獅子舞っておもしろそう!笛を吹いてみたい。一緒に踊りたい。
どんな理由でも動機でもかまいませんし、男女も問いません。
私たちと一緒に、大曲に受け継がれる獅子舞を後世に伝えていきましょう!

大曲浜獅子舞に唄い継がれて来た唄

浜甚句

はぁーあぁあー船は出て行く。ありゃ朝陽が昇る、かもめ飛び立つ。あれいっさ賑やかさ(よいよいよいとさっさ)
はぁーあぁあー沖を流れる。ありゃ炭俵(すみすご)さいも、かもめに一夜の。あれいっさ宿を貸す(よいよいよいとさっさ)
はぁーあぁあー呑めや騒げや。ありゃ今宵が限り、明日は出船だ。あれいっさ波枕(よいよいよいとな)
はぁーあぁあー年に一度の。ありゃ正月二十日、笛や太鼓で。あれいっさ獅子踊り(よいよいよいとさっさ)
はぁーあぁあー唄が下手でも。あれや出す奴上手、出さぬ船には。あれいっさ乗れまいか(よいよいよいとさっさ)
はぁーあぁあー一つ召(あが)ってけろ。ありゃ何も無いけど、俺の心は。あれいっさ酒魚(よいよいよいとさっさ)
はぁーあぁあー唄い唄いと。ありゃ歌責められて、唄もせず。あれいっさ汗ばかり(よいよいよいとさっさ)
はぁーあぁあー揃った揃ったよ。ありゃ手叩き揃った、秋の出穂より。あれいっさ尚揃った(よいよいよいとさっさ)
はぁーあぁあー必ず必ず。ありゃ口には出すな、胸で解かせよ。あれいっさ屋根の雪(よいよいよいとさっさ)
はぁーあぁあーこの家座敷は。あれや目出たい座敷、鶴と亀が。あれいっさ舞い遊ぶ(よいよいよいとさっさ)

斉太郎節

(えんやーどっと えんやーどっと)
松島のさーよー瑞巌寺ほどの(はぁそれそれ)
寺もないとーえー(あれわえーえいとそりゃ)(はぁどっとこ)
大漁だえー
前は海さーよー後ろは山で(はぁそれそれ)
小松原とーえー(あれわえーえいとそりゃ)(はぁどっとこ)
大漁だえー
石巻さーよ その名も高き 日和山
西東 松島遠島 一眺め 

▲ページトップへ

 

東松島市大曲浜獅子舞保存会・事務局
【お問い合わせ先】
TEL:080-6090-5036(菅原まで)

大曲浜獅子舞保存会へのお問い合わせ